マグネシウムは最重要ミネラル

私達のカラダは様々な栄養素の働きによって、そのカラダを維持しているのですが…
ビタミンやミネラルなど、様々な栄養素がカラダの何を助けてくれるのか?を知ると、健康維持にも役立ちますし、どんな時にどんな栄養素を摂取すれば良いのか?も自分で解るようになってきますよね?

という訳で、
今回は私達のカラダの中の300種類以上の酵素のはたらきをサポートをしている
「最重要ミネラル」
マグネシウムについて、一緒に学んで行きましょう!

マグネシウムとは?

マグネシウムは私たちの体に必要なミネラルの1つであり、体内でも重要な役割を担っています。

人体に必要なミネラルの一種で、リンやカルシウムとともに骨を形成するほか、体内のさまざまな代謝を助ける機能を持ちます。

成人では、体内に約20g~30gが存在し、その約6割はリン酸マグネシウムや炭酸水素マグネシウムとして骨や歯に含まれ、残りは筋肉や脳・神経に存在しています。

300種類以上の酵素を活性化する働きがあり、筋肉の収縮や神経情報の伝達、体温・血圧の調整にも役立っている。
とても大切な物質なんです。

また、マグネシウムは消化吸収を助けたり、エネルギー代謝を補ったりと補酵素としての役割も担ってくれていて、どれだけカラダに良いものを食べていても、マグネシウムが足りていないと、栄養素が吸収されなかったり、エネルギーとしてうまく代謝されなかったりもします。

神経や筋肉維持、糖質やタンパク質をエネルギーに変える代謝のサポートや、心臓の働きを助ける働きもあり、アスリートや子供たち、妊婦さんなどは、たくさんマグネシウムを摂取する必要がある。なんて事も言われています。

もちろんの事、アスリートや妊婦さんに限らず、日々、生活やお仕事で頭や体を使っていると、マグネシウムがどんどん消費されているのは言うまでもありません。

1日に必要はマグネシウムの摂取量は?

性別や年齢差はあるのですが、マグネシウムは1日300〜350mg摂取する事が良いとされています。

ですが、私達日本人のマグネシウム摂取量は、1日平均250mgと言われていて、全体的にマグネシウム不足の人達が多い。何てことも言われています。

マグネシウム不足の症状例

では、カラダの中のマグネシウムが不足すると、どんな事が起こるのでしょうか?

脳の機能低下

認知症、アルツハイマーのリスクが高くなる。
記憶力、集中力、判断機能の低下。

糖代謝が悪くなる

糖代謝が悪くなるので糖尿病リスクが高まります。
また、高血圧にもなりやすい。

このように、マグネシウム不足は様々な病気の引き金になってしまう可能性もあるので、注意が必要ですね。

また、
目がピクピクする、よく足がつってしまう、など、筋肉のけいれんの症状もマグネシウム不足が原因の可能性もあります。

あなたには、そんな心当たりはないですか?

その他にも、マグネシウムが極度に不足すると、

  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 眠気
  • 脱力
  • 食欲不振
  • やる気がでない

などの症状が見られ、ひどい場合は、精神障害の症状も現れたりするので、もし、心当たりがある場合は、1日に必要なマグネシウムを補う食事に改善する事を意識してみてください。

マグネシウムを接種するには?

さて、1日に必要な300〜350mgのマグネシウムの摂取ですが、実は、この量は、日常の食事で十分にまかなうことが出来ます。

入手困難な食材にしか含まれない訳ではなく、普通に何処でも売っているモノばかりなので、お買い物の際に、以下の食材を選ぶようにするだけですね。

マグネシウムを多く含む食材は、数多く存在し、
・種実類
・海藻類
・魚介類 など、
様々な食材から摂取する事が出来ます。

もう少し詳しく食材を挙げていくと…
・ナッツ
・ごま
・ひまわりの種
・チアシード
・わかめ
・もずく
・ひじき
・魚全般(海水魚)
・天日塩
・納豆 などなど。

これらを1日の食事の中で、取り入れるだけで、1日に必要なマグネシウムは充分に摂取する事ができます。

なのですが…
実は、私達が普段何気なく口にしている食べ物や飲み物が、非常にマグネシウムと相性が悪いモノもあるんです。

マグネシウムの摂取を台無しにする食材

  • お酒
  • 砂糖
  • 乳製品

これらは「努力を台無しにする食材」なんていう風にも言われています。

砂糖やお酒の糖質

砂糖やお酒の糖質は、代謝時にマグネシウムを大量に消費してしまい、せっかく摂取したマグネシウムがカラダの回復機能に使われなくなってしまいます。

なので、お酒を飲む人や、お砂糖たっぷりのスイーツが好きな人は、それ以上にマグネシウムを多く摂取する必要がある。
という事ですね。

乳製品

乳製品は、カラダの中でカルシウム過多になり、マグネシウムの吸収を阻害してしまうと言われています。

本来、カルシウムとマグネシウムの摂取割合は、
1:1が理想とされているのですが…

牛乳やヨーグルトなどを多く食べてしまうと、その割合が崩れてしまって、マグネシウムの吸収が追いつかなくなってしまいます。

カラダがカルシウムの吸収を優先させてしまい、マグネシウムの吸収まで手が回らない。
そんなイメージですね。

お子さんの成長期に身長を伸ばしたい!と牛乳を大量に飲むと、それがマグネシウム不足に繋がり、集中力低下や精神的に不安定になりやすくなる事もあります。

なので、思春期のお子さんがいらっしゃる場合は、食事にマグネシウムを多く含む食材を選ぶ事をお勧めしますよ。

マグネシウムは未来をつくるミネラル

マグネシウムは、私達のカラダにとって、非常に重要なミネラルです。

マグネシウム不足の状態になってしまうと、精神的にも不安定になったり、体力の消耗が早いので、1日のパフォーマンスの低下にも繋がってしまいます。

元気でニコニコの1日を過ごすための「最重要ミネラル」がマグネシウムです。

気持ちがどんよりしたり、やる気が起きなかったり、イライラしたり、疲れやすかったり、よく足がつったり筋肉のけいれんが起こる人は、マグネシウム不足を疑ってみてください。

体調不良やカラダに起こる症状は、カラダからのシグナルです。

大きな病気に繋がる前に、こういう症状に気付いてあげて、改善策を講じる事が「カラダを大切にする」という事だと私は考えています。

カラダは全ての資本ですからね。

どれだけお金があっても、どれだけ自由な時間があっても、元気じゃなければ楽しく充実した日々は過ごせませんよね?

反対に、
今はお金や自由な時間に恵まれていなくても、カラダが元気なのであれば、自分の欲しいモノや環境を手に入れるためのチャレンジは出来ます。

そう考えると、マグネシウムは、私達の未来を創ってくれる最重要ミネラルなのかもしれませんね。